香り植物番付

 古今東西、あらゆるものに人は格付けしたがるものです。今回私たちも業界関係者にアンケートを取り、どんな香り植物に人気があるか見てみることにいたしました。身の回りでふれることの多い香り植物をあげてもらい、思い入れのある香りについてコメントをいただきました。フレーバー的なもの、フレグランス的なものを区別して回答を得ています。

さて、結果やいかに。

香り植物番付
フレーバー部門順位フレグランス部門
vanilla 1位 薔薇(ローズ)
mint 2位 金木犀(オスマンサス)
yuzu 3位 薫衣草(ラベンダー)
coffee 4位 梔子(ガーデニア)
lemon
grapefruits
peach
5位 茉莉花(ジャスミン)
6位 桜(サクラ)
7位 百合(リリー)
shiso 8位 沈丁花(ジンチョウゲ)
月下美人(ゲッカビジン)
ginger 9位
cacao 10位 梅(ウメ)
strawberry 11位 鈴蘭(ミュゲ)

-コメント-
<フレーバー部門>
 第1位:Vanilla
 ・バニラそのものに香りはありませんが、乾燥・発酵を繰り返すことによって強烈な香りを放ちます。その甘さは鼻に焼き付き幼少時より忘れられないものになっているようです。
 第2位:mint
 ・鮮烈な辛みや独特の清涼感に魅かれるようです。
 第3位:yuzu
 ・柑橘の中でも海外に通用するそのオリジナルな香りに魅せられています。
<フレグランス部門>
 第1位:薔薇(バラ)
 ・気品・優雅さ・豪華さなどのイメージに魅かれ、その香りについても「香りの女王」にふさわしい高貴さをあげる人が多かった。
 第2位:金木犀(オスマンサス)
 ・空気が澄んだ秋という季節にこれほど強い香りを放つ植物はほかにない。日本人のDNAに刷り込まれているようです。
 第3位:薫衣草(ラベンダー)
 ・花の色(紫)のインパクトが強く、香りが特徴的でその存在感が好まれています。「落ち着く」「癒される」「リゾート感」「異国感」などの印象を多くの人が語っています。