フレグランスの主な利用例

香粧品香料は、利用する商品の機能性に合わせた香料の開発が必要になります。香粧品は、用途によって次のように分類されます。

ファインフレグランス製品

ファインフレグランス製品 イメージ

香水、オードトワレなどのように香りそのものを楽しみ、使う人の魅力を高める製品です。賦香率が高く基材臭が問題にならないので、香料の香りそのものが反映されます。最近では、香水とオードトワレ(EDT)の中間品で、香水より手軽なオードパルファン(EDP)も登場しています。

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化粧品、医薬部外品

化粧品、医薬部外品

化粧品は、身体に直接用いて清潔を保ちながら、美しく装うことを目的とした製品群です。皮膚用・仕上げ用・頭髪用化粧品などがあります。

皮膚用(スキンケア)化粧品
正常な肌の状態を補助する働きをもつ製品です。汗や汚れを取り除き、肌を引きしめ、適正な栄養分や水分を維持できるようにします。紫外線から肌を守る製品も開発されています。クリーム、乳液、化粧水など。
仕上げ用(メーキャップ)化粧品
きれいに整えた肌に用い、目鼻立ちをくっきりさせ、美しさを際立たせて見せる製品です。ファンデーション、口紅、おしろい、リップクリームなど。
頭髪用(ヘアケア)化粧品

血行をよくするトニックやヘアスタイルを整えるクリームやリキッド、スプレーなどの製品があります。最近では染毛料にも香料が使用されていることがあります。

医薬部外品は、化粧品と医薬品の中間に位置する製品群で、薬事法によるものと厚生労働大臣指定のものがあります。ベビーパウダーや制汗剤、デオドラント石けんや養毛剤や脱(除)毛剤、口腔洗浄剤、殺虫剤などの製品があります。

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トイレタリー製品

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石けんやシャンプー、入浴剤、ボディシャンプーなど、あまり身体に残らない製品です。健康志向を反映してさまざまな新製品が登場しています。

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ハウスホールド製品

一般の家庭で利用されている洗剤や柔軟仕上げ剤などの衣料用用品、クリーナーやワックスなどの住居・家具用製品、漂白剤や生ゴミ消臭剤などの台所用製品、事務糊、塗料などの日用雑貨製品などがあります。

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その他

インクや靴墨、皮革製品、塗料などに独特のにおいを付けたり、労働環境を改善するために利用されます。また、都市ガスやプロパンガスのガス漏れを警告するために保安用香料が利用されています。

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