香りを楽しみたい方にFUN
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FUNポプリは手軽な香りの楽しみ
ハーブの茎や葉、花を使って楽しむポプリ。自分でも作る場合のポイントは材料を完全に乾燥させることです。
何種類かの花や葉をブレンドするときは、香りだけではなく彩りにも工夫を。
きれいな容器に入れて、インテリアとしても楽しめます。
また、衣類やレターセットの引き出しに入れたり、リース(wreath)にしたり、安眠できるように枕に入れたりとその用途はバラエティに富んでいます。
BATH香りを楽しむバスタイム
お風呂にハーブを入れたハーバル・バスは香りを楽しみながら気分も爽快に。
ハーブの種類によって、神経を鎮め気分を和らげる、体の活力をよみがえらせる、清涼感や爽快感をあたえるなど、さまざまな効用があります。ハーブを使った入浴剤もたくさん登場していますので、気軽に楽しむことができます。ハーバル・バスの温度はややぬるめにして、ゆっくり入るのが効果的です。
湯の国Webでは、季節の風呂を楽しむ方法を紹介しています。このほか、各地でバラ湯などが企画・実践されている様は楽しい限りです。
FOR優雅にクラシカル・フレグランスを
ときには、落ち着いた雰囲気の中でお香を楽しんでみるのもいいもの。沈香、麝香、白檀などのいにしえの香りと立ちのぼる一筋の白い煙。ひととき、幽玄その他の世界が生まれます。
また、和風の陶器に入った室内香(ポマンダー)というのもあります。容器のフタをずらすだけで自然の香りが広がり、優雅な気分を味わえます。
HOMETOWN香りのふるさと
食べものや料理の香りはお国柄や民族の嗜好をよく表わします。日本人にとってはとても食欲をそそる香りが、ほかの国の人にとっては我慢ならないものだったり、もともと自分たちの食生活にはなかった香りを上手にとり入れている国があったりします。
日本の食品の独特な香りといえば、味噌・醤油に代表される発酵食品のにおい、そして鰹や昆布のダシのにおい。炊き立てのご飯にダシのきいた味噌汁のにおいは食欲をそそります。
一方、欧米の人々は焼きたてのパンや、バター、チーズのにおいが好き。牛や羊の肉とミルクを中心とした食生活の長い歴史があるからです。そして東南アジアの国々ではさまざまなスパイスの混じり合ったエスニックな香り。
韓国では本当に多くの料理に使われるニンニクが代表選手でしょう。
最近は欧米人の食卓に醤油が盛んに使われたり、日本の食卓にさまざまなスパイスが登場したりして食文化の広がりを見せていますが、何気なく食べている食事も、香りのふるさとを考えながら食べると、いっそう興味深いものになります。
COMPARE香り比べを楽しむ
その昔中国では、さまざまな銘茶の味と香りを競い合う「闘茶」という遊びがありました。貴族たちが大金をつぎこんで、珍しいお茶を集めては競ったそうです。
そこで、友達と過ごすティータイムやちょっとしたパーティで、香りくらべを楽しんでみてはいかがでしょう。何種類かのコーヒーや紅茶を用意して、銘柄をかくしたまま少しずつ飲み比べます。誰がいちばん多くの銘柄を当てるか、あるいはいちばん人気の高いのはどの銘柄か、など、楽しみながら香りに対する関心を高めることができます。ワインや日本酒、ジュースなどでも楽しめそうです。
SWEETSお菓子作りに大活躍のフレーバー
大好きなケーキやクッキー、お手製ならおいしさもひとしおです。お菓子やデザート作りには、味や香りのアクセントとなる香料が大活躍します。上手に使ってプロ顔負けの作品に挑戦してみましょう。
お菓子作りには欠かせないバニラフレーバーにも、水溶性(エッセンス)と油溶性(オイル)があります。加熱して作るケーキのスポンジやクッキーにはオイル、アイスクリームやプリンにはエッセンスと使い分けると効果的です。
また、フルーツを使ったタルトやムースが人気ですが、ラム酒やブランデー、リキュールを使うと香りがいっそう引き立ちます。
洋梨のムースには洋梨のブランデー、オレンジのシャーベットにはキュラソーやコアントローといったリキュール、さくらんぼのタルトにはキルシュ(さくらんぼのブランデー)を。
ちょっと大人っぽい、本格的な味と香りが楽しめます。