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CHERRY BLOSSOMS IN THE NIHONBASHI AREA日本橋界隈の桜
日本人はどうして桜が好きなのでしょうか。桜の美しさを味わいたくて、少々寒くても出かけて見たくなるのが桜です。日本橋は江戸時代から、東海道五十三次や五街道の起点して江戸時代から栄えた場所です。「常盤橋公園(大手町)」の立派な石垣と橋の写真は、「常盤橋門跡」です。江戸城での常盤橋門は、日光や奥州方面の正門で、敵の侵入を防ぎ、味方の出撃を容易にするような作りになっていたそうです。 今では日本橋界隈も緑が少なくなってしましましたが、あちこち探してみれば、昔からの桜風景を楽しむことができます。日本香料工業会の事務所はこの近くにあります。「十思公園」は、江戸時代、伝馬町牢屋敷跡です。吉田松陰終焉之地として有名です。日本橋は今再開発が盛んです。それに伴って道路も整備されてきました。江戸桜通りやあじさい通りなどです。沿道に桜が植樹されています。あじさい通りには「おかめ桜」という小粋なサクラが植えられています。
SPRING FLOWERS AND TREES IN THE NIHONBASHI AREA日本橋界隈 春の花や木
日本香料工業会は、東京都中央区日本橋にあります。日本橋界隈の春の花や木と香りも求めて歩いてみました。
シャリンバイ:車輪梅と書くバラ科の常緑低木で春に花が咲きます。香りがありパウダリーな香調です。秋には紫色の実を付けます。江戸桜通り(日本橋本石町)。 春の日本橋界隈にも、春の日差しが差込み、木々や草花が春の訪れを知らせてくれます。
ミツマタ(三又):樹皮には強い繊維があり和紙の原料として昔か ら使われています。ジンチョウゲ科に属し、甘い香りがします。写真は、小津和紙博物館前。(日本橋本町)2006年3月撮影。
ジンチョウゲ:まだ、寒いうちから強い独特な香りを発し、春の到来を感じる人も少なくないでしょう。2006年3月撮影。十思公園(日本橋小伝馬町)。後ろに見えるのは、石町時の鐘。石町 時の鐘は、江戸時代初期の「時の鐘」 で、幕末まで時の鐘として親しまれたそうです。鐘 楼櫓下では、蕪村などが夜半亭と号して俳諧の集ひをしていた事は有名とのことです。
涼しさや鐘をはなるる鐘の声(蕪村・『蕪村自筆句帖』)
日本銀行(日本橋本石町)は辰野金吾によって設計されました。建物は、ベルギー国立銀行を参照したともいわれています。西洋文化の香り、明治文化の香りがする建物です。東京の建築遺産50選にも選ばれています。ヤナギには、たくさんの種類があります。この写真はシダレヤナギだと思います。薄色の新緑が風にゆらゆら揺れていると、春が来たと感じます。
イチョウは秋には黄色に色付き、とても目立ちますが、春には他の木々と同じ新緑を楽しませてくれます。
ポピー:中央通りから三井タワーを望む。中央区では、中央通りの街路に季節季節の花を植えて通りを彩っています。
YOSHINO PLUM DISTRICT吉野梅郷
関東三大梅林のひとつ、吉野梅郷。2月末から3月にかけて【青梅市梅の公園】や近くの農家の梅林など約2万5千本の梅が開き、ふくよかな香りを一面にただよわせます。青梅市梅の公園は、JR青梅線日向和田駅下車、徒歩約15分。