日本香りスポット 福岡JAPAN SPOT FUKUOKA
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DAZAIFU TENMANGU SHRINE太宰府天満宮
言わずと知れた菅原道真公を祀った社です。早春の風情には欠かせない場所です。
「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」今は花といえば桜ですが、往時は梅でした。どちらもバラ科で香りがあるものがあります。梅が咲いている時がベストシーズンですが、これも一興。雑誌「香料」の花の特集号を読むと、梅の香りは3種類に分かれるそうです。飛梅はどのタイプでしょうか。想像するだけでも楽しくなります。
環境庁のかおり風景100選に選ばれ、「太宰府天満宮の梅林とクスノキの森」として以下のように紹介されています。『祭神菅原道真に縁のある梅林の中に、クスノキが境内をところ狭しと生育しており、特有の風景を醸し出している。境内には197種6000本の梅が生育しており、1月から4月上旬まで梅の香りが楽しめる。また、4月末から5月末の新緑時には樹齢1000年とも言われる大樟を含む51本のクスノキのかおりも楽しむことができる。太宰府天満宮は天満宮の総本山。クスノキのうち2本は国の天然記念物、49本は「天神の森(樟)」として県指定され保護されている。』
YANAGAWA柳川
柳川は「もたせ」という技術を駆使した掘割をめぐらせた城下町です。水郷柳川の魅力は、掘割はもちろんのこと、ドンコ舟、それを掉差す船頭、船頭の軽妙な語り口と掘割に響きわたる唄声、歩くよりも遅そうな操船による揺蕩う時間(舟から見渡す町並みや川面に映える季節の花や木々そして川を渡る一陣の風)、あるいは行き交う橋上の人やすれ違いドンコ舟の観光客との一瞬のふれあい、それらが混然一体(五感を振るわす)となって醸し出すあたかもよくできた調合香料のようなハーモニーの良さである。それらすべては日本のおもてなしの心に癒されたような心地よさがある。
もちろん、「うなぎのせいろ蒸し」にみられる鼻に抜ける芳ばしい香りとうなぎの食感も忘れることができない。
HOPIMA BAMBOO FOREST PARK合馬竹林公園
2005年8月、福岡県北九州市小倉にある【合馬竹林公園(おうまちくりんこうえん)】を見てきました。日本一の竹林面積があり、たけのこの産地としても有名な所です。公園の面積は約3.0ha(ヘクタール)あるとのことで、その中に日本産、中国産などの竹や笹類が150種あるそうです。環境庁の【かおり風景100選】にも選ばれていて、そよ風と共に青々とした竹からは、さわやかな竹特有な香りが3,4月には感じられるとのことです。近くの池では真っ白で綺麗な蓮の花が咲いていてとても癒される所でした。合馬川では蛍が飛んで、とても美しい水辺も守られているとのことでした。