日本香りスポット 熊本|日本香料工業会 - Japan Flavor and Fragrance Materials Association -

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日本香りスポット 熊本JAPAN SPOT KUMAMOTO

ASO阿蘇

夏に涼を求めて阿蘇に出かけました。香りにこだわるなら、高原の草いきれ、火山のむせぶようなにおい、高菜、カルデラ周辺の水源といったところでしょうか。最も、水ににおいはないと思いますが、水辺の周辺には生活がありそこに香るものがありそうです。阿蘇神社の楼門は仏閣様式で建てられていて、神社であることを忘れてしまいます。「縁結びの松」で時計回りに回るとあら不思議、女性との出会い(女性は反時計回り)がありました。

日本香りスポット阿蘇神社
日本香りスポット縁結びの松

横参道には個性豊かなお店が立ち並び、店店のところどころに水基(水飲み場)が置かれ、参拝客をもてなしてくれます。

日本香りスポット横参道
日本香りスポット参道のお店
日本香りスポット水基
日本香りスポット文豪の水

南阿蘇鉄道沿線沿いには、白川水源の名水など湧水がたくさんあります。終着駅「高森」近くには、高千穂線へ繋がるはずの、湧水のために掘削をあきらめたトンネルがあり、現在は高森湧水トンネル公園として親しまれています。

日本香りスポット妙音の泉
日本香りスポット南阿蘇鉄道高森駅
日本香りスポット高森湧水トンネル公園
日本香りスポット七夕まつり

YAMAGA山鹿

山鹿は彼岸花の棚田で有名だが、あいにく訪れたのは11月末であった。熊本からタクシーを飛ばして到着した山鹿温泉は夕闇せまる時間帯だった。宿から見えた菊池川は夕日に染まっていた。

日本香りスポット菊池川
日本香りスポット豊前街道

ここ山鹿は美田を有するコメの集散地であったせいもあり、蔵を多く目にする古い町並みである。豊前街道の宿場町でもある。かの天璋院篤姫も輿入れの際に宿泊したという。地方の小都市と侮るなかれ。温泉好きの筆者には再生なった「さくら湯」の開湯に間に合ったのがうれしい。山鹿温泉元湯の泉質はアルカリ性単純泉で美人の湯として誉れ高い。元湯としてのすべすべ感は別格だ。山鹿には米米惣門ツアーなるものがある。米蔵、味噌蔵、元湯とたっぷり香りを楽しんでほしい。

日本香りスポットさくら湯
日本香りスポット道路のマンホール

AMAKUSA天草

環境庁【かおり風景100選】に選ばれ、「崎津天主堂【さきつてんしゅどう】を中心に港町が栄え、海のかおりが漂う。天主堂の周りには物静かで教会の鐘の音も聞こえる。港町フェスティバル等も開催される」と紹介されている場所です。崎津天主堂には、2004年11月に訪れました。当時はあいにく補修中でした。天主堂は何度か手が入れられているようでありました。滞在時間が限られていたので駆け足の訪問(教会に入れないので周囲を散策)でしたが、穏やかな海に囲まれた静かな佇まいでした。

日本香りスポット崎津港
日本香りスポット崎津カトリック教会の表札
日本香りスポット改装中の天主堂と社と十字架の印

SAKITSU CATHOLIC CHURCH崎津天主堂

2006年12月の天主堂風景です。補修も終わりクリスマスの電飾が施されています。 この年、平成の大合併でここは天草市になっていました。

日本香りスポット崎津天主堂

崎津にキリスト教が伝道されたのは、1569年で、島原や天草でキリスト教を最初に布教したルイス・デ・アルメイダ氏によるとのことです。その1年前に起った本能寺の変(1582)によって織田信長が死に、豊臣秀吉による切支丹【キリシタン】禁教令(1587)が発布され、徳川幕府による厳しい弾圧が250年以上も続きました。迫害時代は、教会内部の祭壇のある場所で、毎年厳しい踏絵が行われていたそうです。
キリスト教禁制がなくなった明治6年(1873)、崎津天主堂は最初に御堂として建立されて現在のものが3代目です。現在の天主堂の設計は、ゴシック風で昭和9年(1934)に建造されました。正面がコンクリート造で後部は木造です。内部は畳敷きになっています。

日本香りスポット丘の上から見た崎津天主堂

モンテネグロのコトル(フィヨルド)ほどのスケール観はありませんが、崎津の景色はリアス式海岸です。