日本化粧品工業連合会により、化粧品の安全性評価並びにその確保に関する情報を提供する目的で『指針』が著されています。その中で、「香料については、国際的な業界自主基準として国際香粧品香料協会(IFRA-International Fragrance Association)規制が存在することから、そちらをご参照いただきたい。」と紹介されています。
2001年の薬事法改正により、化粧品の安全性保証は企業の自己責任に基づいて行うことになり、化粧品の安全性評価に関する考え方を業界として共有化するために日本化粧品工業連合会が2001年に作成されたものです。2008年に改定が行なわれました。
「この指針はあくまでも我が国の標準的な安全性評価に必要な試験項目と試験方法を示したもので、絶対的な標準や最低限度を示すものではなく、実施する安全性評価の内容はあくまで各企業の判断に一任されており、本指針は参考情報として活用していただければありがたいと考えます。」と同書の役割が述べられています。